を提供するパートナー
外注するならここに注意!トラブルを防ぐ依頼の仕方と心構え
- ディレクション
更新日
2025.05.15
公開日
2025.05.16
Contents
はじめに:なぜ外注でトラブルが起こるのか?
「お願いした内容と違う」「納期を過ぎても連絡が来ない」
——そんなトラブル、耳にしたことはありませんか?
外注は、自社にないスキルやリソースを補う素晴らしい手段ですが、うまく依頼できないとトラブルの原因にもなります。本記事では、外注時に気をつけたいポイントと、スムーズに進めるための心構えをご紹介します。小規模な案件であっても、事前準備や進行管理の丁寧さが、最終的な満足度を大きく左右します。
外注でトラブルが起きやすいパターン
要件が曖昧:
「なんとなくこんな感じ」とふんわり依頼してしまうと、成果物のズレが起きがちです。たとえば「おしゃれなデザインでお願いします」という表現は、人によって解釈がまったく異なります。イメージを共有できる資料や言葉がないと、制作物が期待とズレてしまうのは当然です。
役割が不明確:
発注側と受注側、どこまでが誰の担当かが曖昧だと、責任の所在もぼやけます。たとえば「文章はこちらで用意します」と言っていたのに、納期直前まで未提出だった場合、スケジュールに大きく影響します。役割分担は最初に明確にしましょう。
納期や金額が合意されていない:
口約束だけで進めてしまうと、「そんなつもりじゃなかった」が発生しやすくなります。特に途中で仕様が変わった場合、どこまでが当初の見積もり内で、どこからが追加対応なのか、双方の認識がズレることもあります。
契約書・仕様書がない:
作業の内容、スケジュール、報酬についての記録がないと、トラブル時に対応できません。クラウドソーシングサイトを使っている場合でも、メッセージ内での記録や合意のスクショなどを残しておくのが理想です。
外注依頼前にやっておくべきこと
目的を明確にする:
例:「このランディングページで、1ヶ月に30件の問い合わせを獲得したい」など、目的がはっきりしていると、相手も動きやすくなります。目的が共有されていれば、依頼内容のブレも少なく、最適な提案を受けやすくなります。
予算・納期・希望クオリティの目安を出す:
「このくらいの予算で、○月末までに納品希望」と具体的に伝えることで、受け手も見積りやスケジュールを組みやすくなります。なお、希望納期と予算のバランスが合っているかどうかも事前に確認しておくことが重要です。
参考資料や過去実績を用意する:
参考サイト、ラフデザイン、既存の資料などがあると、完成イメージの共有がしやすくなります。「このサイトのようなテイスト」「この色合いが好き」など、視覚的に共有できる情報は大変役に立ちます。
依頼時の心構えと伝え方のコツ
“丸投げ”ではなく“協力”のスタンスで:
「お願いしたから全部やってくれる」という姿勢ではなく、パートナーとして一緒に進める意識が大切です。特に中長期的な関係を築きたい場合は、「報告・連絡・相談」をお互いに行いやすい空気づくりも必要です。
定期的なミーティング・進捗確認:
チャットだけでなく、節目ごとにZoomなどで話す機会を持つことで、ズレを未然に防げます。定例MTGが難しい場合は、週1回の進捗報告メッセージなど、最低限の確認ポイントを決めておくと安心です。
初回は小さな仕事から始めるのもアリ:
テスト案件としてバナー1本や簡単な修正など、小さな仕事でお互いの相性を見るのも安心です。最初から大規模な案件を任せるより、スモールスタートで信頼関係を築く方がリスクも低く、結果的に効率が良いです。
実際に使える!依頼時チェックリスト
✔️ 依頼内容の目的・ゴールは明確か?
✔️ 担当者や連絡手段(メール、Chatwork等)は決まっているか?
✔️ 納期・予算について合意が取れているか?
✔️ 契約書や発注書など、記録が残る形でやりとりしているか?
✔️ 修正回数や範囲はあらかじめ設定してあるか?
✔️ 支払い方法や支払時期についても事前に確認できているか?
このチェックリストの項目を意識して進行するだけでも、外注時にありがちな行き違いやトラブルの多くを未然に防ぐことにつながります。
まとめ
外注は「人」に依頼する仕事。信頼と丁寧なコミュニケーションが何より重要です。
しっかり準備して、誠実な姿勢でやりとりをすることで、長く付き合える良いパートナーに出会える可能性も高まります。
「発注側の準備」で成果は大きく変わる——。
依頼する前の一歩が、成功のカギを握っているかもしれません。ぜひ意識してみてくださいね!