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「誰に、どう届ける?」で成果が変わる!今さら聞けないペルソナ設計とトンマナ設計の基本
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- 制作ノウハウ
更新日
2025.11.28
公開日
2025.11.28
Contents
「なんとなく」では成果につながらない
Webサイト制作、SNS運用、広告施策──。
どれも時間とお金をかけて取り組んでいるのに、成果がいまひとつ伸びない…。
そんなお悩みを抱える事業者さんは少なくありません。
その原因、もしかすると「ペルソナ」と「トンマナ」の設計が曖昧なままスタートしているからかもしれません。
「どんな人に、どんな雰囲気で伝えるか」を言語化・共有しておくことで、すべての施策は一気に“ブレない軸”を持ち始めます。
この記事では、制作現場でも非常に重要な「ペルソナ設計」「トンマナ設計」について、わかりやすく解説していきます。
ペルソナ設計とは?|“誰に届けるか”を明確にする
ペルソナとは、ターゲットの中でも代表的で具体的な一人の人物像のこと。
たとえば、「30代女性・岐阜県在住・2児の母・扶養内でパート勤務・SNSはInstagram中心」など、
生活背景や行動パターンまで踏み込んで設計します。
ポイントは、職業や年齢だけでは不十分ということ。
✔︎ どんな悩みを持っているのか?
✔︎ どんなときにスマホを開くのか?
✔︎ 誰の意見に影響されやすいか?
このような細部まで掘り下げることで、「自分ごと」として響くコンテンツが作れるようになります。
トンマナ設計とは?|“どう届けるか”を決める
「トンマナ」とは、トーン&マナーの略。
簡単にいうと、言葉の雰囲気・ビジュアルの統一感のことです。
たとえば、以下のような要素もすべてトンマナに関わります:
敬語 or ため口?
絵文字は使う?使わない?
写真の雰囲気はリアル?ナチュラル?加工多め?
ここが曖昧だと、SNSとWebサイトで「なんか別の会社に見える…」というようなズレが生じてしまいます。
また、複数人で運用している場合も、トンマナ設計があると迷わずに一貫性を保てるようになります。
成果が出ない理由は「ズレ」にある
「インスタのフォロワーは伸びてるけど、お問い合わせにつながらない」
「広告のクリックは多いのに、LINE登録が少ない」
「“良さそうなサイト”なのに、見てもらえてない」
これらの“もったいない”現象は、実はペルソナやトンマナのズレが原因であるケースが多々あります。
「誰に、どう届けるか」があいまいなまま進めると、せっかくの施策が全部“的外れ”になってしまうこともあるのです。
【実践】ペルソナ設計の進め方
では、実際にどうペルソナを作っていけばいいのでしょうか。
💡おすすめの進め方:
既存のお客様を振り返る
→ よく来てくれる人、買ってくれた人の共通点を探す
行動パターンを想像する
→ どんな悩みで検索して?どこで知って?何に不安を感じている?
言葉にしてみる(1人のプロフィール風に)
→ 名前、年齢、仕事、家族構成、休日の過ごし方、使っているSNSなど
※「実際の知り合い」をイメージしてみると、リアルさが増します!
【実践】トンマナ設計の進め方
次にトンマナ設計です。こちらも、なんとなく進めると後々ブレやすくなります。
💡おすすめの進め方:
「伝えたい雰囲気」を言語化する
→ 親しみやすい/上品/プロフェッショナル/ナチュラル など
NGトーンも決めておく
→ フレンドリーOKだけど、砕けすぎる表現はNG、など
色・フォント・画像のルールも簡易でよいので明文化
→ たとえば「青+白を基調」「丸ゴシック系のフォント」「自然光の写真」など
これがあるだけで、SNS投稿やデザイン発注の際にもズレを防げます。
設計があると、“ブレない・迷わない”
この「ペルソナとトンマナの設計」は、一度作って終わりではありません。
都度見直し、微修正しながら使っていく“共通言語”のような存在です。
・社内チームでも共通認識ができる
・デザイナーやライターに外注する時にスムーズ
・社長の主観やその場の好みに流されにくくなる
など、メリットは計り知れません。
Web制作でも広告運用でも、最初にここを固めておくだけで、
その後のすべての動きが「成果につながる」ものに変わります。
まとめ
「誰に、どう届けるか」──たったそれだけのことが、成果を分けます。
Web制作やSNS、広告施策を始める前に、ぜひ一度、ペルソナとトンマナを言語化してみてください。
「今さら聞けない…」と思っていた方も、これを機に土台設計を見直して、
もっと成果の出る施策づくりを一緒に目指していきましょう!