を提供するパートナー
SNSに頼るだけじゃもったいない!“検索される仕組み”のススメ
- SNS
- マーケティング
- 制作ノウハウ
更新日
2025.12.12
公開日
2025.12.12
Contents
InstagramやTikTok、X(旧Twitter)などのSNSが企業の情報発信に欠かせない時代になりました。
「投稿に“いいね”がついた」「フォロワーが増えた」と、SNSは即時的な反応が得られやすい一方で、
「集客につながらない」「興味があっても問合せが来ない」といった課題を感じている方も多いのではないでしょうか?
実はこのギャップ、SNSとWebサイト(HP・ブログ)を使うユーザーの“目的の違い”に理由があります。
今回は、SNSとHPそれぞれの役割を整理しながら、
検索される導線=Webサイトを持つことの強みについて解説していきます。
SNSは「発信型」メディア|見てもらうには“流れ”が必要
SNSは、情報を「届けに行く」発信型のメディアです。
投稿すればタイムラインに流れ、フォロワーや一部の非フォロワーの目にも触れますが、
それは「一瞬」のこと。
しかも、投稿内容は日々の大量の情報の中にすぐ埋もれてしまいます。
SNSの利用者の目的は?
・暇つぶしやエンタメとして見る人が多い
・興味があるものを“なんとなく”眺める
・無意識的な情報収集が中心
つまり、今すぐにサービスを探しているわけではない人たちが多く、
興味を持ってもらうには「頻繁な発信」や「共感」「拡散」が必要になります。
Webサイトは「検索型」メディア|“欲しい人”が自らやってくる
一方で、Webサイトやブログは「検索される」ことでたどり着くメディアです。
例えば、「東京 カフェ 子連れOK」や「◯◯区 整体 肩こり」などで検索する人は、
具体的なニーズがあり、サービスを探している最中の“今すぐ客”。
そのタイミングで、検索結果にヒットすれば、SNSと比べ確度の高い集客が可能です。
Webの利用者の目的は?
・自分の悩みや課題を解決する手段を探している
・商品やサービスの比較・検討をしている
・連絡・予約など、次のアクションを起こす段階にいる
SNSは“気になる”を生む場所。
Webは“選ばれる”ための決定打となる場所。
この違いを理解しているかどうかで、発信戦略は大きく変わってきます。
SNSだけに頼ると“土台”がない状態に
SNS運用だけで集客がうまくいっているように見える企業でも、
実は裏ではWebサイトがしっかり設計されていることがほとんどです。
検索や口コミでWebにたどり着き、SNSで最新情報を確認し、最終的にサービスの申込みへ……
という導線が自然に出来ているのです。
逆にSNSしか持っていない場合は、
・興味はあるけど「詳細が分からない」
・「どんな人が運営しているか分からない」
・「信頼していいのか分からない」
と、不安要素が残り、コンバージョン(成約)につながりづらくなります。
“検索される導線”をつくるためにできること
まずは小さくてもいいので、自社のWebサイトやブログを持ちましょう。
そこに「よくある質問」「サービス紹介」「代表の想い」など、信頼につながる情報を丁寧に記載していくことが大切です。
さらに、ブログ記事として以下のようなコンテンツを用意すると、検索での流入が狙いやすくなります。
・悩みを解決する記事(例:「肩こりに効くストレッチ5選」)
・体験談やレビュー記事(例:「実際に使ってみたお客様の声」)
・比較・検討系の記事(例:「〇〇と△△を比較してみた」)
これらは一度書けば、SNS投稿のように流れることなく、資産として蓄積されていきます。
SNS×Webの連携が、最強の導線になる
もちろん、SNSが不要というわけではありません。
むしろ、SNSはWebサイトへと誘導する“入口”として非常に有効な手段です。
SNSとWebはどちらか一方ではなく、
それぞれの強みを活かして掛け合わせることで最強の導線が作れるのです。
たとえば
・SNS投稿の最後に「詳しくはプロフィールのリンクから」と記載し、Webサイトやブログへ誘導す
・ストーリーズやハイライト機能を使って、商品ページや最新情報への導線を作る
・SNSで得られた反応(コメントやDMの質問)を元に、WebサイトにFAQや関連記事として追加す
・SNSでは伝えきれない情報(価格・仕様・利用の流れなど)はWebにしっかり掲載し、信頼性を担保する
このように、SNSは「知ってもらう」ためのきっかけや認知の獲得、
ファンとの距離を縮める場として活用し、
Webサイトは「調べてもらう」「申し込んでもらう」「検索される」ための
“受け皿”や“答え”を用意する場として役割分担をさせることが理想です。
たとえばInstagramのようなSNSでは、タイムラインが流れていくスピードが速く、
あとから過去投稿を見返すユーザーは少数派です。
一方でWebサイトやブログであれば、Google検索で調べる人の“検索ニーズ”に応える形で、
継続的な情報発信や深い訴求が可能です。
SNSからWebへ、WebからSNSへ。
ユーザーの行動に合わせて複数の導線を用意しておくことで、
どこか一箇所だけに依存しない、安定した集客の仕組みを作ることができます。
まとめ|“検索される場所”があるかどうかで、成果は変わる
SNSだけの運用では、いずれ伸び悩むタイミングが来ます。
そのときに重要なのは、検索からたどり着ける「受け皿」があるかどうか。
今後の集客やブランディングを安定させるためにも、
“検索される導線”としてWebサイトやブログを活用し、SNSとの連携を図ることが非常に大切です。
まずは、自社が「どんなキーワードで検索されたいか」を考えながら、
少しずつでもWebの土台を整えていきましょう。